いちごのレビューコレクション
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TALKプレイさせていただきました! フロイントくんというかけがえのない友人と二人っきりでお話をする素朴な時間。優しい曲調のBGMにさそわれ彼といるとどういうわけか何でも話してしまうようで、わたしの一番の友達は彼以外考えられなくなるのにそう時間はかかりませんでした。 わたしのことが大好きで、わたしを支えるようにそっと送り出すフロイントくんとこうして出会うことができてとても幸せです! 一度エンディングを迎えると再度プレイできないという実際の人間関係に近いテーマもとても面白かったです! @ネタバレ開始 DLしてエンドを迎えた場合も体験したのですがフロイントくんの姿の変化や、そうなってもなお変わらない彼の友人としての言葉に彼がどういうきもちで私に寄り添っていたのだろう、と考えこませられました。 また、途中出てくる「ステルベン」は医学用語で「死亡」の意味があることやフロイントくんの描いてくれた似顔絵のわたしが「ステルベン」にどこか似ていることからこれはプレイヤーの死を意味しているのだろうか?という気持ちにもなりました。 プレイヤーの精神または肉体的死亡、どちらにしても彼とわたしはこの瞬間この時、この場面に居続けない限り二度と会うことはできずお互いが必死に糸を手繰り寄せるようにしてようやっと成り立つ関係だったのかもしれません。別れを経験したからこそエンディングを迎えていない世界の重みがより際立ちました。 また、エンディングを迎えるための包丁はステルベン出現後に一時的に表れるためここもなにか意味合いなどきっとあるのだろうな、とおもいつつ全然考察ができません。ただひとつわかるのはわたしの親友は後にも先にもきっとフロイントくんだけだということです。 @ネタバレ終了 わたしの最愛の友人と一緒に今後も会話を続けながら、矢口ねう様の作ったこの世界をより深く楽しんでいきたいと思います! 長々と失礼いたしました!素敵な作品をありがとうございます!