らるのレビューコレクション
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ハーレムなんてあるわけないじゃないですか全エンドを終えたのでコメントさせていただきます。 攻略難易度がとても高かったのですべてを回収するのに時間はかかりましたが、何週目にどこに行けば誰に会えるのかをメモしたりなど、どうしたらキャラルートに入れるか試行錯誤するのも含めてすごく楽しかったです。ヒントにも助けられながら、やっとキャラルートに入った時の達成感は本当に果てしないものでした。あれでもないこれでもないと試行錯誤することはゲームの醍醐味の一つでもあるということを再確認しました。 スチルについても、めちゃくちゃ数が多いうえにめちゃくちゃ美麗でした、こんなにスチルを用意してくださりありがとうございます。本当に全スチルよかったです。ありがとうございます。本当に。 以下各ルートについての感想です。長いです。 @ネタバレ開始 私の攻略順はエメ、クリス、ジル、アシム、リオネルといった感じでした。 エメのルートはとにかくエメがかわいかったです。ダメなところも含めてかわいいというか。ころっと一緒に堕落してしまいそうな魅力がありました。お酒に酔ってふやふやしたり。普段の姿と男性の服を着た姿のギャップも素晴らしかったです。かわいいしかっこいいしで、服装でこんなにも雰囲気が変わるのかとすごいギャップがありました。そしてエメのルートでバッドエンドが一番ツボでした。もちろんハピエンもよかったのですが、あの二人で一緒に堕ちていく感じがすごく刺さりました。やはり心中っていいですね。 クリスは攻略するというよりこちらが攻略されるみたいな、ルートに入って初めてわかる彼の魅力がすごくありました。最初クリスのモニカに対する好感度はあまり高くないのかな、と思っていたのですが、実際ルートに入るとバッドエンドしかり、ノーマルエンドしかり、命を懸けてでもモニカを守るところが本当に良かったです。彼の騎士として姫を守ろうとする忠誠心が刺さりました。役目に忠実というか、彼の騎士としての在り方がすごく伝わってきて、そこにぐっときました。 ジルはただ優しくてお人よしなだけでなく、人の思惑だとか負の側面を知っていて、考えた上で人を信じることができるあり方がすごく好きでした。ハピエンで王になるのもその器があるんだなとすごく納得しました。そしてジルのバッドエンドもすごくよかったです。ジルは一生罪悪感に押しつぶされそうになりながら生きることになり、モニカはその罪悪感さえ知らずに生きることになり、その人が大切な人だったことさえ忘れてしまうのが本当にどうしようもできなくてよかったです。 アシムルートですが、いっそのこと死亡エンドのほうが慈悲があるようなエンドがとにかく多かったです。最初シャルルと再会したときにやけになついているな、とは思いましたが、まさかモニカをシャルルに投影するほどだとは思いませんでした。子供の名前のときの、あれが衝撃的過ぎてアシムルート中ずっと頭をよぎっていました。とにかくやばいエンドが多かったのですが、それらを潜り抜けた先にあるエンドは、できうる限りのハッピーエンドといった感じで、すこしでも間違えるとやばいエンドに落ちていたのだと思うと本当に、よかったなと思いました。 最後にリオネルですが、本当になかなかキャラルートに行けなくて、ヒントを何回も見ながらなんとかといった感じでいけました。ヒントがなければ本当にダメだったと思います。まずタイトル回収がすごい鮮やかでした。タイトルがリオネルの口調だな、と思っていたのでいつか来るんだろうと思っていましたが、ここで来るか、といった感じで感動しました。加えてハピエンと銘打ってるものがバッドというか、モニカもリオネルも確かにハッピーだけど物語でいえばバッドで、最初に見たときは震えました。少なくとも私の知るハッピーエンドはそこにはありませんでした。そして物語でいうめでたしなエンドもありました。このエンドは冒頭とつながっている部分や、トゥルーエンドの最後に言った言葉が何だったのか判明する場面があって、また物語を反芻したくなるような魅力がありました。まさにめでたしめでたし、と締めくくりたくなるような、最後にこのエンドを見ることができてよかったと思えるエンドでした。 あと、私の一番ぐさっと刺さったスチルがリオネルで、18歳ということを噛み締めたくなるというか、顔立ちが年相応という感じがしてすごく良かったです。 一番好きな顔は兄のシャルルです。すごく顔がよくてびっくりしました。中身も良い性格をしていて、メイドとはどのようなやりとりをしているのかすごく気になりました。 ポールとララの恋愛エンドや、モニカの敏腕エンドも面白かったです。攻略などそっちのけで、本来の趣旨とはちがったエンドもできるのが好きなので、うれしかったです。敏腕エンドではほかのルートに関わることがでたりして、そこも楽しかったです。 本編だけでもこれだけのボリュームがあり、もうそれだけでも大満足なのですが、その上後日談まで用意されていて、本当に製作者様には頭が上がりません。 @ネタバレ終了 こんなにボリューミーで面白いゲームを作ってくださりありがとうございます。これからも応援しています。
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私立!!黒髪学園【10/19追加DLC公開】三人のルートをプレイさせていただきました。 全ルートかわいくてすごくよかったです @ネタバレ開始 会長、永瀬先輩、三木くんの順番でやりましたが、会長のルートが一番かわいかった、とにかく会長がすごくかわいかったです。会長の第一印象は堅物という感じで、実際堅物なんですが、それ以上にちょろいというか、その堅物という印象も吹き飛ぶほどに恋愛慣れしていないもだもだとした初々しさが目立っていて、本当にかわいいの一言に尽きました。眼鏡をはずした会長は少し幼く見えてすごくよかったです。気持ちを伝えるときも、普段から本音とか素直になるということをしてこなかったために空回りしてしまうのがかわいいの一言に尽きて、思わずにやにやしながらみてしまいました。会長がなんだかんだで面倒見がいいのも、妹がいることを知って納得がいきました。 永瀬先輩は、第一印象はチャラいというか、女慣れしてるなーという感じで、かわいいというよりはかっこいいなーという印象でしたが、それは永瀬先輩の表面だけを見ただけの話で、お話を読んでいると、漂う末っ子感といいますか、無邪気に、ひまりちゃんに甘えているという表現はあまり正しくない感じはしますが、じゃれつくような絡み方で、すごくかわいい人でした。先輩という立ち位置なのも相まって最初はつかみどころのない人といった感じでしたが、いざ仲良くなると高校生らしさ、年相応の幼さを感じてとてもよかったです。そしてスチルですが、全ルートを通してスチルがきれいで出てくるたびに感動していたのですが、とくに永瀬先輩がひまりちゃんを抱きしめるスチルが髪が夕焼けできらきらしててすごくきれいで思わず見入ってしまいました。 最後に三木くんですが、一番ツボにはまってしまいまして、ほんとうに三木くんやばいな、と連呼しっぱなしでした。第一印象は三人の中で一番かわいいと思ったんですけど、いざ蓋を開けてみたら、すっごくかっこよくて、夢に向かってひたむきに努力しているところとか、夢について語っているところとか、三木くんがきらきらしてみえて、すごくかっこいいな、と思いました。三木くんが恋を自覚し始めてからは、ひまりちゃんへの好きだっていう気持ちが筒抜けで、本当にわんこって感じで引っ付いて回っているのが本当にかわいかったです。そして私がいちばんやばいな、と思ったのが付き合った後で、そのときまでは私は三木くんかわいいね、という感じで見ていたのですが、まじで三木くんが男前すぎて、そのギャップにやられました。三人とも恋人にしか見れない姿があって、会長と永瀬先輩はかっこよさとともにかわいさが垣間見えてとてもよかったんですが、対して三木くんはばりばりにかっこよくて、おそらくエピローグにあたるお話がすごくドツボでした。独占欲が三人の中で一番あるんじゃないかというような嫉妬具合だし、自分だけを見ていてほしい、と直球にいうのが三木くんらしくてすごく素敵でした。 幼馴染の友くんルートを製作中とのことで、楽しみに待っています。他校とのことで、どのような物語になるのか楽しみです。 @ネタバレ終了 素敵なゲームを作ってくださり、ありがとうございます。私は黒髪が好きなのでこのゲームを見た途端これは私が絶対好きなやつだ、と思いプレイさせていただきましたが、本当に素敵なゲームで、胸がぎゅっとなりました。応援しています。