平野のレビューコレクション
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私に芸術は殺せない。 -Drown me is absinthe.-以前からサークル様の過去作品をプレイしていて、キャラクターデザインや世界観に惹かれていたので今作品も遊ばせていただきました。 @ネタバレ開始 今回は過去作に登場したキャラクターが多く出ていて、そのキャラを掘り下げていく1面があったので、過去作を遊んでいる自分としては、過去作では分からなかったキャラクターの姿や考えが新しくみることができて嬉しかったです。 新キャラである主人公とAIの絡みも気に入っていて、プロローグからの意気投合振りからの5日間の会話は、立ち絵の表情差分のおかげもあって楽しむことができました。プロンペダントの表情や反応がかわいいです… ただ、不穏なところもあり各ルートごとにみれる、主人公の異常性や話を聞いた人達の歪な関係や思想は、読んでいて少し恐ろしい気分になりました。1つ挙げるなら気になっている人物の友人と偽装で恋人関係になることを提案するシーンは見ていて少し顔が歪みました… そういったインモラルな要素も気に入っているので、見たいがために遊んでいる部分もあるのですが、いざ見ると思わず苦笑いになってしまう自分がいます。 最後、真ルートで主人公の犠牲によって人間?として現実世界に降り立ったプロンペダントですが、もしまた活躍見ることができるのなら是非見てみたいという気持ちがあります。また新しい形で二人の絡みを楽しみたいです。 @ネタバレ終了 楽しくプレイさせていただきました、ありがとうございました!
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わるいこになろう!全エンド遊ばせていただきました、主人公のみまが「わるいこ」になりたがってるので、本当に悪いことをさせるかそれとも逆にいいことをさせていくのかを選択していくゲームでした。 @ネタバレ開始 主人公が小学生なので、日常パートも小学校などでの出来ことが多かったのですが、クラスメイトの子を勘違いでワザと無視したり、言いがかりをつけられて殴られたのを黙って耐えて、先生が来たのに言いくるめられて結局向こうのいいようになったりするような場面が、妙に現実的な感じがして嫌だなぁと感じた記憶です。 エンディングですが、個人的にはバットエンドが好きで、いままでやってきた悪い選択肢の代償が一気に振り返ってきて、さらに取り返しのつかないことに展開が衝撃的でした。小学生が背負える罪ではないですね…@ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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【Valentine's・Loved one】プレイさせていただきました、最初は明るいお話だと思ったのですが・・・@ネタバレ開始 最終的には後味の悪い結末になってしまいました。純粋な行為が最悪の結果になってしまうのは読んでて心が痛くなりました。ドゥーデのチョコレートを渡された時の表情を見たあとなのがまた辛いです。最後に二人が合うシーンなんかは見てられません。警察署で顔を合わせるシーンは思わず声が出ました・・・短い作品でしたが、容赦のない展開で楽しむことができました! @ネタバレ終了
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Circus Show of Fancy Dolls ~Your Desire~7ルート全てエンディングまで遊ばせていただきました。可愛らしいキャラクターや所々入る演出などで最後まで楽しむことができました。ただ、シナリオはタグにもあるように哲学的な要素を含む作品ですので、人を選ぶ可能性があると思います。 @ネタバレ開始 ネタバレになるので伏せますが、どのルートも絶望的な展開に向かってエンディングを迎えます。叶えたい願い事も、人を殺したいという異常な願いをもっていることや、仕事を辞めたいという一見普通そうな願い事でも、担当する団員に乗せられて実は黒いものを隠し持っていることが最終的にわかったりと、だんだん「女性」が歪んでることがわかっていきます。そんな歪んだ願い事も最後には願いは叶えられるのですが、その方法も極端に感じられるものが多く、そこまでやるのかと思わずにはいられませんでした。 ただ、仕方ないのかなと思う一面もあり、間違っているとは言い切ることはできませんでした。そうしないと叶えられそうな願い事の方が多かったというのもありますが・・・ @ネタバレ終了 隠し要素などもあるらしいので探してみたいと思います