losspassのレビューコレクション
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ミラーリングサマースクリーンメモリーを読んだあとプレイしました。 序盤の展開は大きな衝撃はありませんが、ひとたび状況が動き出してからは読み進める手が止まりませんでした。 どんでん返しに継ぐどんでん返しで、凄く面白かったです。 スクリーンメモリーとは直接の繋がりはないですが、最後の余韻の感じが似ていて、双子の作品であるように感じられました。 @ネタバレ開始 衝撃事実の発覚の回数が単純に多く、楽しかったです。 事故の真相、主人公について、七榎について、朱鷺子について… 中でも主人公については「やられた!」と思いました。 正直、序盤の日常パートは気を抜いて読んでいたのですが、確かに違和感をスルーしていた所があったなと後から感じました。 孫の面倒をいきなり他人に任せるか?とか、お風呂のくだりとか、答え合わせシーンで自分の見落としを見せつけられました。 騙されて最高に気持ち良かったです。 そしてスクリーンメモリーと同じように、ひとり真相を抱いて隠し続けるあたりが同様のテイストの読後感でした。 @ネタバレ終了
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スクリーンメモリー3時間ほどでクリアしました。 どのように物語が展開していくのか、先が気になって一気に読んでしまいました。 初めて読むときと読み終えたときで、物語の見え方がガラッと変わるのがとても面白かったです。 物語の着地点も個人的には好きでした。
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世界で一番不幸せな子ども読みやすいシンプルな文章で、素直にダイレクトに内容が伝わってきました。 タイトルの不穏さから、何か大きな落とし穴があるのではとハラハラしながら熱中して一気に読んでしまいました。 家族に関するテーマや、親と子に関する話に強く感情移入して、涙腺が緩くなってしまう性分なのですが、やはり何度も涙してしまいました。 私自身、親という立場になったからか、かなり入れ込んで読んでしまいました。 書くことが難しい題材だと思いますが、とても面白かったです。 @ネタバレ開始 特に泣いてしまったシーンとしては、保育園であかりちゃんが休日に行きたいところについて「てんごく」と書いたことを連絡帳で知るシーンです。 何とも言えず、ただ涙ぐんでしまいました。
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倒叙推論クリア時間は30分もかからないくらいでした。 コンパクトにまとまっていて、とても面白かったです。 逆転裁判や古畑任三郎を思わせる作りとなっており、気軽に読めます。 個性的なキャラクターや、ゲームの雰囲気に合ったBGM、手の込んだ作りのグラフィックなど、クオリティはかなり高いです。 ゲーム部分は部屋を捜索するだけですが、調べる所を間違えると即BADなので、多少運もあります。 ただやり直しはすぐにできるので、それほど気にはならないです。 30分ドラマのような形式なので、シリーズ化すると楽しそうだなと思いました。