町田肇 尾道キツネ雨 展示2/7-24のレビューコレクション
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ペンションおしぼり多くの人達にとって故郷は恥部であると同時に偏愛の対象でもあると思うのですが、そういったストレートに表明するには憚られる郷土愛を、パラレルな北海道を舞台に非常に捻じれた形で表現された魅力的なゲームでした。 シナリオは素っ頓狂な展開でいながら、話の主軸の筋は通っているので早く続きを知りたくなります。この辺のバランスが巧みだと思いました。 下地の色を効果的に使った画は郷愁を突き抜けて、どこか異世界のようでもあります。黄みがかっているからといって郷愁に浸りきることはできない甘くない黄色。 基本的に変なおじさんばかりが登場する中で、時折顔を出す女の子達がとても可愛いのでギャルゲー好きな人も是非。