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今生康宏/閑野水鳥のレビューコレクション

  • あまやどり
    あまやどり
    いくつもの「兄」と「妹」の関係を描いた作品です 暗い過去を持っている家族がメインになりますが、本編自体は明るく楽しく、前を向いて生きるきょうだいのたくましさを感じられます 無難な進め方をしてしまう人間ゆえ、三女から順番にプレイしていきましたが、このプレイ順序の方が、前話で話題に出た人物をどんどん補完していける形になるのでいいと思います 個人的には、長女の「妹であり姉である」という立場の描き方がすごく好きで、一番お気に入りのキャラになりました

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  • 扶翼のオラクル
    扶翼のオラクル
    何重にも驚かされる物語です 主人公が常に「大人」として振る舞い続けるからこそ、エンディングが少し切なく、とても味わい深いものに感じました ダークファンタジーということで、それらしいほろ苦い読後感がよかったです

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  • 名犬アイボリー
    名犬アイボリー
    「本」であることを活かした仕掛けが面白い作品です どこかで読んだことのある昔話から一転、ifの物語が展開され、とても面白いです 昔話っぽいのに、時代錯誤なところがいくつもあるのも、なんともシュールで面白いです 詰まるかもしれないところについて 外に1、中に2です。全て情報が揃った後は、とにかくよく見てください。無駄な情報はひとつもありません

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  • 僕。
    僕。
    笑いあり、涙あり、涙あり、笑いあり、のオムニバス作品です 複数人物が登場する物語において、最小単位といえる「君と僕」ですが、だからこそいくつもの物語が広がっていき、それぞれに違う味わいがあります 複数の方の合作かな?と思ったのですが、一人の方で製作されているようで、ひとつの作品の中にこれだけ違う世界観と人物を同居させられるセンスに脱帽でした 動物ネタも多いので、動物好きな方、動物が語り手の物語が好きな方にもオススメです

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  • 紅乙女
    紅乙女
    物語の内容もさることながら、演出がとても美しく、どんどん引き込まれていく作品でした 短いながらも、とても美しく輝いている作品で、なるほど、彼女を世には出してはいけない、と主人公の行動に強く納得できました

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  • がんばれコンプー太
    がんばれコンプー太
    一昔前にあったようなシステムの、やはり一昔前っぽいロボットを育てるゲームです 育てていると、少しずつ人間らしく成長していくコンプー太が愛おしくなってきて、ついつい何周も遊びたくなってしまいます すごくシンプルな作りですが、だからこそハマる人はハマる、そんなゲームだと思います

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  • 「永遠クレッセント」
    「永遠クレッセント」
    ほんのひと時の間に終わってしまいますが、その分、無駄を削ぎ落とされた美しさのある物語であると思いました 何かができないことは、必ずしも短所なのか?それが改善されたとして、それが幸せなのか? ……ほとんど説明文そのままになってしまいましたが、とても幸せな恋の物語であるように感じました。

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  • match
    match
    まず、ゲームを起動した直後の演出が素敵でした。こういった設定の活かし方はすごく面白いですね 3種類あるエンディングは、どれも引き込まれる内容で、自分の中ではどちらがノーマルで、どちらがバッドエンドなのか気になりました。黒い方を作ることで行き着くエンドは、ある意味でグッドな気がしてしまって……(笑) 寒くなってきたこの時期。季節的にもすごく合っています ただし、プレイして心が温まるかどうかは選択次第……

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  • いつも仲よしボクの家
    いつも仲よしボクの家
    ホラーというタグに後から気付いて、ああ、辛いなぁ、と思いました 全ての選択肢を試してみた後で、改めてタイトルを見返して……なんとも複雑な気持ちになりました 初見では見事に右往左往させられた結果、最終的に右を選んだのですが、この方が幸せ……だったのか? いずれにせよ「ホラー」です……

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