作品「バビロン症候群」のレビュー
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oka
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「あの会社、呪われてるらしいよ。離職率は90%、社長はAIって噂だし、さらには人が失踪したり事故に遭ったり……とにかく曰(いわ)く付きなんだって。」
そんなウワサが飛び交う、 “福利厚生が充実したブラック企業”として名高いケプロン社で起こった、ちょっとフシギで不可解な出来事とは――。
ケプロン社に長く勤める江戸川さん(42)の追憶をたどりながら会社に隠された謎を紐解いていく、非常に感覚的な、音楽×アニメーションのノベルゲームです。
この世ではたらく全ての人へ。
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バベルの塔は、人々が協力して巨大な塔を築こうとした結果、神によって言葉が通じなくなり計画が崩壊する旧約聖書の神話です。
巨大な塔とは何だったのでしょうか。なぜ「言葉が通じない」という手段で人々を断絶させたのでしょうか。
塔を建設した指導者ニムロデは、そして労働者たちは、何を目指して働いていたのか、
同じ場所で、同じ言語を話していても、指導者と、労働者と、神では見る世界が同じだとは思えません。
見る世界が違えば、同じ言葉を話さなくなるものではないでしょうか。例えて言うと、アイドルと研究者では、日々使うワードは全然違ったものになる筈ですから。
神に反逆して塔を建設した結果、残るのは無秩序の混乱(バベル)でした。
不遜な態度を取っていると、この塔を自らの力で建設していると思い込み、地に足ついている者の姿が見えなくなって、また同じ言葉で話すことができなくなる。
厄介なのが、自らの傲慢を「愛」や「やさしさ」と思っているパターンです。
彼らの思考は、我々には到底理解できないものになっていくのでしょう。
本編と関係ない話はこの辺にして、どうぞ、よろしくお願いします。
前作「Serpenters」、「大蛇の楼閣」をやっていただいた方は、これがブラック企業シリーズ完結編です。
長らく、弊社の物語のご愛顧、誠にありがとうございました。
