作品「真夜中のお散歩」のレビュー
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個人宇宙
人間の言葉をしゃべる猫又さんと、ゆめちゃんという女の子(あとお姉ちゃん)の物語。約30分程度で読了。ジャンルとしてはホラーなんですが、脅かし要素はあまりなく、可愛らしい絵柄と相まって、怖いのは苦手という方もスラスラ読んでいけると思います。
二人の登場人物を通じて、徐々に物語の全貌が分かっていく構成。シンプルに抑えられた演出。独特の言い回しがあったりなど、魅力的な要素がいっぱいの作品でした。
最後の部分につきましても、端から見ればすごく残酷な感じに見えますが、独特な世界観を見てきたせいか、妙に喜劇的な感じに見えてしまい、ふと「恐怖と笑いは紙一重」という言葉を思い出してしまいました。
ゆめちゃん、猫又さん、お姉ちゃん、みんな可愛かったです。
お姉ちゃんの怪奇ファイルも単なる説明だけで終わらせず、「怪談」にまつわる本質に言及している部分がとても良かったです。お姉ちゃんの「怪談」に対する愛情を感じました。
未プレイの方は、ぜひ独特なホラー世界を味わってみてはいかがでしょうか。
このゲームをプレイする
真夜中のお散歩
評価
20

◆おはなし
私は、あまりおうちが好きじゃないの。
だから、毎夜近くの空き地にいる猫又さんとお散歩をするの。
そうすると、いろんな怪異と出会う。
《べとべとさん》とか、ビルからずっと落ち続ける人とか。
でも、ねぇ、おねえちゃん。
なんで私とお話してくれないのかな…?
◆プレイ時間
30分程度
◆エンディング
1種類
◆物語構成
・ゆめの話(第一夜〜最終夜)
・おねえちゃんの話(第一夜〜最終夜)
◆実況について
本作は「実況可」です。
誹謗中傷を含む実況でなければ問題ありません。
◆その他
boothにてグッズ販売中
https://kurousa-box.booth.pm/item_lists/rDyTvbLm