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作品「陽崎レモンの色づく先に」のレビュー

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陽崎レモンの色づく先に
夏。海。柑橘。君とゆく恋探訪。 TOPA Creative Circulation! がお送りする、 レモンのように 爽やか で 苦い “オールエンディング「失恋」”アドベンチャーゲーム。 『陽崎レモンの色づく先に』公式サイト https://www.topacc.net/hisakini 『陽崎レモンの色づく先に』主題歌「夏が戻ってきた」 フルバージョンプロモーションミュージックビデオ https://youtu.be/eE0Pe-x08Y4 ――――Story - 物語――――  2021年。  新型ウイルスの猛威は鯉留地方にも襲いかかり、各地は混乱していた。  そんな中、“子供”から“大人”へ。人生に一度の成長の瞬間を迎える少年少女の式典――「成人式」は、夏に延期となった。  成人式が開催される8月。  汐瓦見に住む少女 なぎさ は、五年前に本州へと引っ越してしまった少年 爽真 が村に戻ることを知り、その時を今か今かと待っていた。  ……幼き日に抱いた想い。五年間の空白が合ったとしても変わることのなかったその気持ちに向き合うため、想いに気づいて貰おうと奮起する。  一方、爽真が汐瓦見に戻ってきたのは、“ある約束”の為で――。  子供から大人へ。  二人の少年少女がそれぞれに……感じ、想い、記憶する。 ​ これは、海と山に恵まれた、柑橘色づく小さな町の、ささやかな「失恋」のお話。 ――――Game System - ゲーム内容――――  前作『打ち上げ花火とコンペイトウ』と同じく、エンディング分岐にはマップ選択を採用。  プレイヤーの選択によって、なぎさと爽真の関係性や想いが変化していきます。  分岐先では、「過去の二人のエピソード」や「今になって思うこと」などのそれぞれの記憶と感情を読み取ることができます。行く先々での“思い出話”の内容によって変わるエンディングをお楽しみください。  ……もちろん、全エンディングの中にハッピーエンドはありません。どの選択をしても、全ては潮風のように爽やかな「失恋」に繋がっています。 ――――Features - 作品特徴―――― 「なぎさ」と「爽真」2人の1人称視点が重なり合う「W主人公作品」 ​ 2人が考えたこと。感じたこと。「思い」や「想い」を2列で表現。 ​ それぞれの感情の一致やすれ違い、思い違い、捉え方の違いによる心境の変化を細かく、わかりやすく表現しました。 「鯉留地方」と「本州」の関係性を描く「距離と想いが交差する物語」 ​ 「鯉留地方」に住むなぎさと「本州」に住む爽真の恋。  “距離”という具体的な壁を前にして立ち向かう心境を表現した作品となっています。 ​ また、今まで語られたことのなかった「鯉留から見た本州」を初めて描いた作品として、大きく「鯉留地方の姿」が浮かび上がってくることでしょう。 ――――プレイ時間―――― 全エンディング(5種)回収を目指した場合 1時間~2時間程度 ――――アップデート履歴―――― ノベルゲームコレクション版 Ver1.10(2021年8月25日) 公開開始