作品「METORY」のレビュー
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富井サカナ/DIGITALL
非常に完成された作品で物凄く感動しました!
エンディングでは号泣したのですが、「良かったね」という感情で涙を流すなんて珍しいことなので自分でも驚きました。約1時間というそれほど長くない時間の中で随分と感情移入させられたんだなぁと自分でも驚きました。
まず割とノベルゲームには珍しい3Dのキャラですが、どのキャラクターも個性的かつ魅力的です。女の子たちがみんなメッチャ可愛い。出てくる子出てくる子、サブキャラ含めてみんなマジでカワエエ。背景も3Dならではなのか差分がとても多くてとてもプレイしていて臨場感がありました。観覧車、電車のドアもそうですが、何より改札のグラフィックが素晴らしく好きです。この幕間の演出は特に素晴らしく、ゲームのテンポを作りつつも続きへの期待が高まりました。進め方次第では改札を通れないことも2周目で気付いて驚きました。
構成も非常に素晴らしかったです。冒頭の登場人物の提示で不穏な雰囲気を煽りつつ、いきなりのご褒美で存分に胸をときめかせられ、ハイクオリティ&スタイリッシュなOP映像から、例の改札のシーンともうその時点で心の持っていかれ具合はMAXでした。その後も各キャラの背景を深堀しつつ、序盤中盤に散りばめられた伏線を一気に回収するエンディングへと向かいます。語るとネタバレに繋がるので割愛しますが、読後感含めてとても素晴らしいシナリオでした。
ここまで触れていませんがBGMやUIなども凝った部分が多く、制作者の方の役割「監督」というのがまさにピッタリだと感じました。全体を通じて細部までこだわられた素晴らしい総合的な演出力を味わえました。
EXTRA拝見後にGalleryも全て埋めました!
非常に面白かったのでどうしても次回作にも期待してしまいます!!
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METORY
評価
22

トンネルを抜けると、世界は紅く染まっていた。
星凛高校に通う柊木鈴音は電車に揺られ、音楽に身を委ねていた。
鈴音の平穏な日常は、突然軌道を変えられ「異界」へ向かって走り出す。
異界を巡り、様々な視点で想いが交差する群像劇。
◆ 異界を巡る追憶ADV
METORY(メトリー)は様々なキャラクターの視点でストーリーが展開していきます。
単独で行動するか、クラスメイトと協力するかなど、プレイヤーの選択次第で運命が変わっていきます。
◆プレイ時間:約1時間
※最初の分岐にあるブラウザ版とDL版の違いは、DL版のみオープニングムービーや文字のGIF動画が含まれています。
※DL版はデータ容量が重いので、ゲームが起動するまでに時間がかかる事があります。
オープニングムービーが終わった後、画面が停止するので2,3回クリックすると次に進みます。
※このゲームには一部のシーンで暴力、百合、センシティブな表現が含まれています。
※バッドエンドでしか回収出来ない画像もあるので、GALLERYをコンプリートされたい方は色んなルートを試してみて下さい。GALLERYにはEXTRAの画像も一部含まれています。