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浦田一香のレビューコレクション

  • 兄を振り向かせたい妹ちゃん
    兄を振り向かせたい妹ちゃん
    タイトルが全てを表しています。 妹好き、兄妹愛好きはプレイしましょう。 兄に上手く好意を伝えられなくて、 右往左往してしまう舞香が、段々愛おしく思えました。 二人の間には、兄妹という壁がありますが これからも仲良しでいてほしいと思いました。 @ネタバレ開始 兄の方は「兄妹だから好意に応えられない」という 常識的な返答をするかと思っていたので、 結構意外な返答でした。 大人っぽい感じに描写されてい兄ですが、 好きという気持ちがまだわからない子どもということですね。 舞香のことを女性、異性としては見ていないようですが、 最後のキスで意識しだしたのかもしれませんね。 これからに期待します。 @ネタバレ終了

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  • 空の果てからこんにちは
    空の果てからこんにちは
    別のヒロインに嫉妬するヒロインは好物なので、リコが好きです。 物理や理科は苦手だったので、整合性が取れているかはわかりませんが、 面白かったです。 バッジ取得時のコメントやreadme.txtも面白かったです。

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  • 不香の花 - Snow Flower
    不香の花 - Snow Flower
    あまりこういう言葉は使いませんが、 今回はあえて使います。 作品を構成する要素の全てが商業レベルだと思いました。 心太さんのノベコレ作品は全てプレイ済みですが 登場人物が生き生きしているんですよね。 生き生きというと、前向きと捉えられてしまうかもしれませんが、 そうではなく、現実に存在しているかのような感じがします。 思想や考え方、行動など人間らしいんですよね。 発言一つ一つに背景が存在していて、 読んでいてとても納得感というか、地に足のついた感じがします。 この感じは作品を重ねるごとに、着実に成長しているように思いました。 今作では閉鎖的な山社会での衰退する鉄道事業再建が 主な要素となっています。 前作、前々作と比べるとスケール感がアップしているように 思いますが、不安定な感じはせず 作者の力量の高さがうかがえました。 グラフィックに関しては言わずもがなで、 今作も非常に魅力的でした。 雪の感じが好きですね。 膨大な量のイラストは見事でした。 音楽はピアノをメインにした静かな曲が多く、 作品の雰囲気に非常に合っていたように思います。 シナリオにおいて、都会と田舎の対比が多く描かれていたように思います。 それは環境的なものだけでなく、人の考え方など多岐にわたります。 竹崎タケルの成長を通して、田舎にも都会にも 入り込まなければ見えないものがあるということを メッセージとして受け取ることができました。 田舎も都会も、どちらも人が住んでいて人が作り出した社会がある。 そして、そこを故郷とする人たちにとって大事な場所であると 伝えられたような気がしました。 制作お疲れさまでした。 次回作も期待しています。

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  • 私の声が聞こえますか
    私の声が聞こえますか
    世界にはいろいろな人がいる。 一人一人にその人の世界がある。 そんなことを改めて気づかせてくれる作品でした。 当事者でないとわからない苦悩は確かにあると思います。 わかり合える人とそうでない人というのは、いると思います。 ときにはそんな事実に心が折れそうになるかもしれません。 しかし、この作品が与えてくれる優しい光が 苦しんでいる人たちを暖かく照らしてくれるように思いました。

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  • 日陰の日葵 - sun in the shade
    日陰の日葵 - sun in the shade
    物語の役割の一つは、読み手を変化させることだと思います。 それは考え方だったり、気分の変化です。 主人公の那須川の成長を通して、 読み手はきっと清々しい気持ちになれますし、明日への希望を 得ることができる。 そのように思いました。 登場人物たちは、どこか喪失感や傷を抱えています。 それらをあいまいなままにせず、きちんと癒し 乗り越えていけるように一人一人が前を向いて進んでいく。 読後感は素晴らしいもので、勇気をもらえるものでした。 今後の作品にも期待します。

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  • きみはもうほかの誰かのもの
    きみはもうほかの誰かのもの
    魅力的なビジュアルとタイトルに惹かれてプレイしました。 田舎、伝奇、風習。 私が好きな要素があって、とても楽しめました。 グラフィックやUI、フォントにBGM、そして文章など 全ての要素が綺麗に構成されていて とてもよかったですね。 @ネタバレ開始 シナリオは主人公の淡い届かない初恋だと感じました。 東くんはそっけない感じですが、 随所にやさしさを垣間見ることができて 他の人(クラスメイトや村の人など)からはわかりづらいですが、 いい子だなあと私の目には映りました。 @ネタバレ終了

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  • ティラノフェス2022オープニング
    ティラノフェス2022オープニング
    開幕おめでとうございます! 楽しみにしてました! 今年も楽しみます!

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  • ~世界の限界を超えて~
    ~世界の限界を超えて~
    どんなお話だろう? と思いつつ読み進めると、どんどん壮大な方向へ 物語は進んでいきました。 全てを理解できた自信はありません。 前作(君の生に、祝福を。)と通ずる部分があったように思います。 @ネタバレ開始 信号機の色の話でもありましたが、 この世界は自分が見ているものが絶対なのでしょうか? 色が見える動物や虫もいれば、見えないまたは 違う色に見える動物や虫もいます。 目の病気で色が上手く判別できない方もいますが、 病気というくくりを生み出したのも昔の人です。 世界の見え方というのは、考え方とも言えると思います。 赤く灯る信号機を見て、「赤いなあ」と考えるから 赤だと思うのです。 これは幸福と不幸にも通ずると思います。 例えば健康診断で不調が見つかったとき 不幸だと考えるか、 重病になる前に見つかって幸福だと考えるか。 生きづらいと言われる世の中ですが、 世の中や世界に対する見方の問題もあるのかな、と思いました。 いずれにせよ、私はこの物語から希望を感じました。 名前(苗字)が伏線になってるのが面白いと思いました。 妹の「兄さん」っていう呼び方、良いですよね……。 @ネタバレ終了

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  • 君の生に、祝福を。
    君の生に、祝福を。
    女子生徒の自殺を止めるところから始まるお話です。 咲は頭が良いんでしょうね。 だからこそ、暇な時間とかにいろいろ考えてしまう。 考えすぎるのも、人生において苦難の一つかもしれませんね。 有馬先生はいい男ですね。 なかなかこういう先生はいないと思うので、 会えるなら会って話したいタイプのキャラクターです。 お話はとてもテンポが良いように感じました。 それでいて、しっとりと感動できるお話でした。 @ネタバレ開始 赤ちゃんの話はとても印象に残りました。 咲はおそらく、祝福してくれる人を探し求めていたんでしょう。 人生捨てたもんじゃない、そう思えるような素敵な作品でした。 @ネタバレ終了

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  • Lost;child
    Lost;child
    Last summer trainに引き続きプレイしました。 前作では語られなかったことが、徐々に見えてきました。 @ネタバレ開始 ケモノと人間が共存する社会、というよりは ケモノが虐げられてるように、あるいは地位が低いように見えました。 どこか現実社会の風刺的に感じました。 特にケモノたちは生きていくのが大変そうでした。 ですが、優しさを忘れていないメインの二人は 眩しく映りましたね。 @ネタバレ終了 幸せになってほしいなあ、と思いました。

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